香川県食糧事業協同組合

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お米のおいしい食べ方 Q&A

みなさんが大好きな、美味しいご飯。
このコーナーでは、ご飯について知っているとちょっぴり得する情報をお教えします!
ご飯をたくさん食べて、私のように強いカラダをつくろう!

ご飯の美味しい炊き方

どんなに素晴らしいお米を使っても、炊き方一つで美味しさが変わってきます。ここで、『美味しく』ご飯を炊くためのポイントを解説します!

【 普 通 の ご は ん 】

1.お米の計量は必ず付属の計量カップを使用しましょう。

おいしいご飯を炊く為、炊飯器の火加減は微妙です。火加減とお米の分量とは密接な関係にあり、火加減を生かすためには、お米の計量が必要です。正しくは、炊飯器に付いている計量カップ(180mI)をすりきりで計るのがよいでしょう。

2 .お米の洗い方は、「一気に、すばやく、リズミカルに」。

ヌカの残ったご飯は、炊き立てはもちろんのこと、保温時も強く匂います。お米の洗い方のポイントは2点。

(1)最初は水を一気に加え、すばやくかき混ぜ、すぐにその水は捨てる。

(2)親指の付け根を使って、米の表面をこすり合わせるようにし、澄むまで洗う。

3 .漬浸してお米に十分水を吸わせましょう。

お米の中心まで十分水を吸わせないと、芯が残るので、必ず全体に浸透させることが必要です。つけおき時間も季節や温度によって異なりますが夏場水温20℃で30分、冬場は5℃で1時間を目安として調節して下さい。(長時間のつけおきは細菌の繁殖、腐敗臭を発生させるので避けましょう。)

4 .水切りをしましょう。

漬侵後はきちんとザルに揚げて水を切りましょう。(漬侵で不純物や流出細菌などを削除する為に5分以上行うとよいです。逆に揚げ時間が長いとお米にヒビ割れが生じるので注意する。)

5 .水加減を正確に。

ご飯は水加減によって、硬くなったり、べちゃついたりするので正確に計りましょう。加水には、生米から行う方法と漬侵してから行う方法の2つがあります。漬侵米からの場合、お米を計った計量カップと同じ物で計量、通常白米の場合はお米の容量の20%増しが標準です。炊飯器の釜の目盛りで合わす場合は傾いていない釜を180度回転させて、同じ目盛りを示すかを確認します。

[ 注意 ] お米の持つ性質(お米の種類・お米の持つ水分量)等で水加減は異なります。炊きあがりの状態で多少調整が必要です。

6 .あわてずじっくり蒸らしましょう。

蒸らしは自動炊飯器の場合でも必要です。ご飯粒の水分を均一にする(芯まで)為15〜20分を目安にその間釜を開けてはいけません。蒸らしが十分でないと水っぽいご飯になります。

7 .蒸し終わったらしゃもじでほぐしましょう。

適正温度95℃で釜から取り出してほぐします。ほぐしは余分な水蒸気を逃して、ご飯に冷気をあてることで、表面を老化させ歯ごたえをよくし、艶と透明感を出します。炊きあがったまま放っておくと、ご飯が固まっておいしくなくなってしまいます。

【 炊 き 込 み ご は ん 】

ここでは、炊き込みごはんを炊く場合のアドバイスを!ほんの少し工夫すれば、美味しく炊き上がりますよ!

1 .調味料はよくかき混ぜてください。

調味料は水より重いため、かき混ぜないでそのままにしておくと、底に沈み焦げをつくります。必ず調味料は、炊飯前に水やダシとよく混ぜ合わせ下さい。

2 .具はお米の上にのせておいて下さい。

炊飯前に具とお米を合わせると、水面より上に出てしまう米粒が生じます。具は、炊飯時の水蒸気の熱で十分加熱されますが、お米は水につかっていないとうまく炊けません。必ず、具はお米の上にのせた状態でかき混ぜないで炊いて下さい。

お米の栄養について

  1. でんぷん(炭水化物)(76%)を主体として、タンパク質、脂肪、ビタミンB1、ビタミンB2など各種の栄養素が含まれており、お米は、供給熱量の3割り近く(26%)をしめています。
  2. お米のでんぷんは、良質のでんぷんであるため消化吸収率が98%と高く、すぐに力がでるほか、力が持続するといわれています。
  3. ごはんは、粒食であり、インシュリンの分泌刺激性が弱いため、太りにくい。
  4. お米のでんぷんは体内ですぐブドウ糖になり、脳のエネルギー源になります。脳の新陳代謝にはビタミン1等のビタミンが必要ですが、ご飯はビタミンB1を多く含んでいる大豆や卵と相性がいいので、脳の働きを活性化します。
  5. お米に含まれる脂肪は、リノール酸等の不飽和脂肪酸であり、血中コレステロールを低下させるなど体によいとされています。
  6. 米ぬかは、昔、肌の美容のためにぬか袋として女性に使用されていましたが、最近では、米ぬかを原料とした洗顔料、化粧品、シャンプーのほか、お米を醗酵させて作った入浴剤などの新製品もあります。